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作業療法士科

2023.01.04

【札リハOT】片手で何を作ろう??

皆さまこんにちは‼

本年も札リハOT科をどうぞよろしくお願いいたします。

さて本日は札幌リハビリテーション専門学校作業療法士科1年生の授業紹介です。

※🎥動画はこちら🎥

 

1年生の授業『作業療法概論Ⅱ』の科目で、片手だけを使った調理実習を行いました。

 

脳梗塞によって右半身が麻痺してしまった方を想定し、

利き手を拘束して料理をする人、片付ける人、セラピスト役などさまざな役割も持って調理実習を行います。

 

お題は「じゃがいもを使った料理を作ろう!」

 

・必要な道具は?

・時間配分や手順は?

・それぞれ役割と担当は?

・片手だけの調理で気を付けることは?

などをグループで話し合って決めて臨みました。

 

ただ調理をするわけではなく

非利き手で料理をしたり、

お皿に盛り付けをしたり、

食事をしてみたり、

 

これを1日3食、そして毎日しているんです。

調理だけではありません。

買い物や掃除、洗濯・・・。

どうでしょうか?

 

不自由さを体験することで、障害をもった人の身になって考えてみることができました。

料理をするという「作業」一つとってみても、こころとからだの複雑な関係を通して実現されています。

片手だけで料理するのは本当に大変で、不安だったり、うまくいかなくてがっかりしたり・・・。

 

でも、みんなで作った料理を、みんなで食べることができた時、いつもより美味しかったし、いつもより楽しかったし、いつもより嬉しかったはずです。

作業療法は、その人が活き活きとした生活を送れるよう、仕事、遊び、日常的な生活行為など、さまざまな「作業」を通して、

こころとからだを元気にするリハビリテーションです。

作業療法士は、その豊かな生活づくりをお手伝いします。

 

真剣な中でも和気あいあい、終始楽しそうな一年生でした。

 

 

◆一年生の感想(レポートより)

「祖母が脳梗塞片麻痺で、家事全般を片手のみ使って生活しています。健常者の私でもこれだけ難しいなら、祖母はもっと大変で疲れるだろうし、この作業を20年近くこなしてきた祖母はとても偉大だと思いました。冬休みに帰省した際には祖母のお手伝いをしに行きたいと思います。」

 

◆担任・副担任より

ピリッと胡椒がきいたご飯が進む優しいポトフ

絶妙に味の染みたほっこり甘い肉じゃが

クリーミーな中でもじゃがいもの甘さと焦げ目のうまみがあるグラタン

じゃがいもほぐれるごろごろ野菜のうまみたっぷり豚汁。

とても美味しく野菜の形もそれぞれのお料理に合っていて目で見ても楽しめました。

疲れた身体に沁みる味でした。

ごちそうさまでした!

P.S. 先輩(2年生)が美味しそうな匂いにつられて遊びに来ていました。笑

こういった先輩-後輩との関わりがあるのも札リハOT科の良いところ☆

 

そんな学校の様子をぜひ見に来てくださいね。

オープンキャンパスでお待ちしています。

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