精神保健福祉科
2022.11.09
【精神保健福祉科】 農福連携授業(札幌圏域)を行いました!
皆さんこんにちは! 精神保健福祉科です。
今年度本学科では、「農福連携授業(札幌圏域)」として、市立札幌大通高等学校の生徒さん、北海道札幌あいの里高等支援学校の生徒さんと一緒に「農福連携」について学ぶ授業を行っています。
(※農福連携の詳細についてはコチラ)
11月5日(土)は、「労働の価値を上げる」ことについて、余市で農福連携に取り組むNPO法人どりーむ・わーくす理事長の水尻さんと、カゴメ株式会社の鈴木さん、川田さんに講義をしていただきました。
水尻さんからは「農福は商工(農産品加工と販売)にも関わっている」というお話をしていただきました。
水尻さんの農園はカゴメ株式会社との契約栽培を行っており、「爽果(さいか)」という品種のトマトを日本で唯一栽培しています。その「爽果」はカゴメ株式会社の中で最も高級なトマトジュースと加工販売されています。
その栽培や収穫等には障がいがある方々も従事しており、その利益向上は、その方々への工賃向上にも反映されます。
カゴメ株式会社の鈴木さん、川田さんにもお話をしていただきました。「食用と加工用のトマトは栽培方法が違う」「より加工しやすいための品種開発」「より多く買ってもらうための販売方法、マーケティング」などお話しいただき、三種類のトマトジュースの飲み比べもさせていただきました。同じ「トマトジュース」でもターゲット等が違うと、味や風味もかなり違ってくることを体験的に学ぶことができました。
午前の講義が終わり、午後はグループ学習。テーマは「トマトを題材として、何を作るか、誰にどこで売るか、いくらでどんなふうに売るか。ネーミングをどうするか」です。
学生たちは最後に必死で考えた内容をプレゼン。その内容をカゴメ株式会社の方々に審査していただきました。
【マーケテイングについてなどのご講義を頂く様子】
【グループワークの様子。アイディアをどんどん付箋に書いて模造紙に貼っていきました】
【プレゼンの様子】
「トマト専門の飲食店を開業する」や「トマト農家のトレーディングカード付お菓子」等の斬新な案が挙がっていました。
とてもとても多くの学びがあった一日でした。
水尻さん、鈴木さん、川田さん、ありがとうございます。
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