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西野第2桜幼稚園
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*令和3年度総集編③*

2022.03.31 | 日記

**3学期**

幼稚園で過ごすのもあとわずか…少し寂しいポプラさん。

もうすぐ、どんぐりになるポプラになる!という喜びや、ドキドキを感じているうさぎさん、どんぐりさん。

短い3学期だけれど、様々な思いが揺れ動く3学期です。

 

みんなで、元気に幼稚園で過ごせますように…

 

 

 

預かり保育のお友達と、初詣。

 

 

寒さに負けず、コロナに負けずに楽しもう!と素敵な1年のスタートをきりました。

 

 

コロナの影響を受けながらも、いつも変わらないのはみんなの笑顔。

    

 

沢山遊んで、

 

喧嘩したり、嫌な思いもしながら

 

笑いあったり、助け合ったり

   

 

夢中で過ごす日々。

   

 

お休みが続いたり、会えないお友達がいたり、登園が出来ないお子さん、職員がいる中でも、集うみんな、第2桜のみんなという気持ちで過ごした3学期でした。

 

 

 

毎日毎日が、一つ一つの出来事が、どんどん思い出に代わっていくような気持ちで過ごすのが、3学期ですが、今年は毎日目の前のことに必死で、コロナに負けずに今日を楽しみたいそんな思いも沢山ありました。

 

幼稚園の先生が、子どもたちにしてあげられることはなんだろう

そんな事をよく考えます。先生たちとも話します。

ただの預かりのお姉さんではなく、保健室の先生でもないし、看護師さんでもない。  

 

 

子どもが、楽しく遊べる場を創って、守って、

一緒に遊んで、子どもたちを見守っていく。

 

 

 

簡単なようで、難しくて、いつも悩んだり、話し合って、

それはちがったんじゃない?大切なのはこれじゃない…?と振り返る日々です。

 

 

 

 

 

 

 

保護者の方にご指摘されたり、ご意見されることももちろんあります。私たちの対応がよくなかったり、うまく出来ないことも…。

その度に、自分たちの出来なさを感じたり、こうしたらよかったのにねと悔やむこともあります。

それでも、毎日幼稚園に来てくれる子どもたち、幼稚園に送ってくれる保護者の皆さんあってこその幼稚園。やるしかないと奮い立っては、朝「先生おはよ♡」と言ってくれる子どもたちに、もう!がんばるね!とエネルギーをもらいます。

 

親子でのご参加をしていただけなかった、さくらっこ祭り。

 

 

 

コロナに負けた気がしてすごく悔しい、苦渋の決断でした。

 

 

でも、ホール目一杯にお祭りを創って、

 

わいわいがやがや!とっても楽しかったんですよね。

 

 

楽しい思いを持てるうちは、コロナには負けてないな!と思いました。

 

フリーの先生たちで、繰り広げたお祭りに、口々にありがとう!と言ってくれるみんなの姿も、嬉しくて素敵でした。

 

 

ありがとうを言える子は、ありがとうって言われている子だと思います。

幼稚園での子どもたちの姿から、ご家庭の姿を想像する。

お母さんと沢山おしゃべりしてるんだね。

 

お母さんから沢山愛をもらっているんだね。と思い、各ご家庭も、またコロナの影響を受けながら、一生懸命頑張っているのだと実感します。

 

 

 

 

今年度は、自分以外の人の事を沢山想像した1年でした。

毎年、総集編の最後には、今年はどんな1年だったかなぁと思い返しながらこれをかいているんです。

 

コロナの話題が多くて飽き飽きしちゃうところもあるのですが、影響を受けて早2年。

コロナと共にの生活に代わり、園の行事や、生活もすごく変わりました。

おかげで気づいたこともありますが、忘れちゃいけない事を、しっかりと覚えておかなくちゃ何ていう風にも思うんです。

 

だから、1年の始まりには、コロナの影響は続くけど、今年はどうやっていくか、子どもたちのために必要な譲れない事、保護者の方が求めていることや、保護者の方に必要な事は何かを、いつも考えます。

 

6月には、約1か月もお休みさせていただきました。

産休育休以外で、こんなに休むことは初めてでしたので、とても不思議でした。

心配やご迷惑をおかけしました。

入院して手術も受けたのですが、コロナで面会もない孤独さは、さすがの強そうな私でも、辛い日がありました。

例えば出産、例えば単身赴任、様々な場面で、こういう孤独と戦っている人(保護者の方)もいるのかなぁ?なんて思っていました。

体調が少々悪い中、ゆっくりお休みできるありがたさもありましたが、帰りを待っていてくれる人がいることもとっても感じました。自分の家族等ももちろんなのですが、

保護者の方からも、様々なメッセージ(お電話やお手紙、直接)を頂いたり、子どもたちからも、もらい、戻ってきたときに、「待ってたよ」と言ってもらえる幸せも感じました。(あ、職員の方々にも、そう思いました。)

 

 

 

人は、そういう幸せを、感じて生きていく事が大切だと思います。

私は、とてもポジティブで(これは生まれつきですね、多分)その幸せを見つけるのが比較的得意です。

でも、そうじゃない方もいる。みんなから求められているのに、愛されているのに、

私なんて、とネガティブになったり、私が悪いのかもと自分を悪く思ってしまうんです。

 

 

子育ての中ではよくあること。

そういう思いをしている人がいたら、そんなことないよ、だってほらね…

と、私はポジティブな分、それを伝えることをしたいなと改めて思いました。

 

 

先日、モンテッソーリ教育の、0~3歳の教育に関する資格をとったんです。

(コロナ前に、勉強していたのですが、なかなか試験を受けられず、やっと取得しました。)とても楽しい勉強で、改めて、幼稚園の中で生かしていきたいなと思っているのですが、

 

 

 

その中でも、強く印象に残ったのが、

「子どもの使命は幸せな大人になる事」

という言葉です。

 

自分の事を自分で出来る喜び、

自分のしたことが、誰かの役に立つ喜び、

自分のことを「あなたはあなたでよいのよ、大好き」と愛してもらえる喜び

 

 

 

大きくなるために、出来るようになるために、

子どもたちも私たちも、やらなきゃいけない事、頑張らなきゃいけないことは、沢山あるのが現実です。

 

 

でも、どうかそれを、「褒めてもらうため」とか「いい子になる?立派になる?みんなと同じくできる」という目標でなく、「幸せになる」という目標に向かうための過程に出来たらいいなぁって思うのです。

 

 

 

そして、そのための「大人の役割」は当然沢山あるのですが、

土台となるのは、模範になる事、

素敵な挨拶をする模範、扉を静かに閉める模範、小さい子に優しくする模範、

おいしく食べる模範…こどもは、周りの大人をまねて成長します。

だから、私たち教師は、改めて立ち振る舞いを見直して、挨拶、言葉、様々な振る舞いが、子どもが真似してもよい、素敵な振る舞いでいられるよう努力したいと思います。

 

 

 

そして、何よりも大切なのは

「幸せに生きる模範」であること。

 

 

沢山の悩みがあります。私もそう。

こんな複雑な人生の中で、悩みがないなんてなかなかないと思います。

 

 

でも、悩みながらも、幸せに気付いていく事、

苦しくって泣いたとしても、辛いことがあっても、乗り越えていく事が

私たちにとってもとても大切なこと。

 

 

 

私にできる事、幼稚園で出来ることは、ささやかかもしれませんが、

そのために…、子どもたちが「幸せ大人になるために」保護者の皆様が、「子どもたちにとって、一番近くにいる幸せに生きる大人」でいられるために、今後も、なんとか力を出していきたいと思います。

 

 

幼稚園で働く、という事を選んだ私にとって、

ここで働いている、先生たち全員にとって、

子どもたち、保護者の皆様へ、そういった思いを届けることが、

私たちの「幸せ」の一つなのです。

   

 

自分の事、子どもの事、家族の事、社会でつなっがている人たちのこと、

沢山でなくても、たった一人でも隣の人の事を思いやれる人ばかりになったら、

戦争もなくなるかもしれないのになぁと、本当に思っています。

 

改めて、2021年度、第2桜幼稚園に集った皆様、沢山のご協力、ご理解

そしてあたたかい言葉や、楽しい思い出をありがとうございました。

どうぞ、ここで出会った仲間として、これからもよろしくお願いいたします。

 

髙梨 舞

 

**2021年度 総集編 終わり**

 

 

 

 

 

 

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