*動物園ガイド*
2025.10.20 | 日記

今日は、動物園での小学生との交流日でした。
気温が低い予報でしたが、天気は良くみんな元気に活動してきました。
今回の交流は、山の手南小学校4年生との交流で、今年でなんと13年目…かな。長く続いている交流です。
トップの写真の小学生は、恐縮ですが私の息子です。
息子と、大切な幼稚園の子どもたちのコラボレーション!本当にうれしい瞬間です!

さてさて、この動物園ガイドですが、小学生が事前学習として、動物について調べ、それをガイドしてくれるというものです。
小学生は、事前学習として「ガイドのための資料集め」「ポスター作り」「ガイドの練習」などをしてくれていたようです!幼稚園児が聞きに来るとのことで、小さい子とはいかなるものか、という事前学習までしてくれていたそうです。みんなで「おかあさんといっしょ」の映像をみたり、小学1年生を相手にガイドの練習をするなどもしてくれたと聞きました。
実際に今日の様子を見ていると、




子どもの目線に合わせて、かがんでくれたり「わかるかな?う~ん・・・例えば…!」と子どもにわかりそうなたとえ話をしてくれる子が沢山いました。
幼稚園の方では、この小学生のガイドをたくさん聞いてあげられるように、6チームに分かれて出発!
写真があったりなかったりですが、
ゆうな先生八木さんチーム・さあや先生なおこ先生チーム・あすか先生チーム
海先生橋本さんチーム・かな先生悠希先生チーム・舞子先生チーム
です。(優花先生はお休みです。インフルではありません!)
そして、舞・ゆきの先生が、フリーで困ることがないか見回っていました!



幼稚園の子どもたちは、私から見るととても上手に話を聞いていました!小学生からすると、ちょっと大変だったかもしれませんが、興味を持って聞いている子が多く、「へ~」という顔が印象的です。積極的に質問をする子もいて、時々突拍子もない質問も飛んでおりましたが、活動への参加という点ではいいなと思いました。
ポプラさんの成長を垣間見ることもできました。




大きい子(小学生)が小さい子(幼稚園児)を思いやり、学習を一つの機会としながらも、その現場で出るとっさの優しい言葉、やさしい目線は、学習を通り越した素敵な体験です。4年生が先生たちに「幼稚園の子すごくかわいいですねっ!」と言っていました。わたしたちからすると「きみたちもまだまだ十分可愛いよ!」なのですが、自分より小さい子に可愛いと思う愛情は、思いやり・やさしさの一つの原点かなと思います。
そして、小さい子(幼稚園児)は大きい子(小学生)をみて「すごいな~」(絵がめっちゃうまい!)とか「かっこいいな~」(漢字とか書いてる…!)などとあこがれを抱き、「またね♪」「聞いてくれてありがとう」と優しく言われ、にまっと笑い、心があったかくなるんですよね。こういう経験をすると、自分たちが大きくなった時に、同じようにできたりするし、小学校に上がっていくことを楽しみにする子も出てきます。
幼稚園と、学校の交流というのは、そんなメリットが沢山つまった活動だと思っています。


小学校との交流は、この後また違う学校ともしていきます。私たちの園では、ありがたいことに、1年生~6年生まで様々な学年と交流しています。
中でも特にこの山の手南小学校4年生との交流が実は一番長く続いているんですよ!
毎年、HPで語っている気もしますが、今年も語らせてください。
山の手南小学校は、実は私も母校です。三角山をまっすぐさがったところにあり、グランドからはまっすぐ三角山が見える素敵な小学校。
私の通っていた時代には、今日は3時間目三角山だよ~とよく出かけていました。
(昨今の熊事情では考えられませんね…💦)私にとってこの母校は大好きな学校です。
14年ほど前、今と同じように幼稚園の子どもたちを遠足に連れて行ったとき、偶然山の手南小学校の4年生が、来園した方々に動物園ガイドをしていたんです。そこで私も子どもを連れながら、ちょっと参加してみました。
「どこの学校?」と聞くと母校の山の手南だというので、嬉しくなり、その遠足では予定を変更して沢山のガイドを聞いてまわったのです。
その時に、小学生が幼稚園児に向けて目線をさげ、話す言葉をかえてわかりやすくしようとしてくれた姿に感動した私は、園に戻ってから当時の園長にそのことを報告したんですよね。
すると、当時の園長が山の手南小学校に「遠足に行った主任(当時私は主任でして…)が小学生のやさしさに感動して帰ってきた。素晴らしい小学校ですね」というようなお手紙を送ってくれたんです。すると当時の校長先生からお返事がありまして、「是非今後も、この活動で交流できるといいですね」と…!
それが、高3の娘が年長の時。娘の入学と同時に、動物園ガイドの日にご一緒させてほしいとお願いし、そこからずっと交流が続いているんです。
娘が卒業と同時にコロナの流行があり、動物園に出かけることが出来なかった年もありました。でもその時にはビデオレターのような形で、やりとりを行いました。その後動物園での交流に復活し、また数年たち、今年もこの日を迎えることができました。
私は母校であること、娘、息子の小学校であることもあり、個人的な思い入れもありますが、コロナにも負けず、長期で続いてきた交流としてとてもいい交流だと思っています。
幼稚園の教育・学校の教育の、様々な活動の中には沢山の人の色々な関わりがあるのだと思います。こういった豊かな人たちに囲まれて育ち子どもは幸せだと私は思っていますし、子どもたちは、保護者のみなさまだけではない、沢山の人たちから、沢山の事を学んでいるのだと思います。

ガイドしてもらった動物を観察したり、

いつもと違う遠足ながらも、色々とみてきましたよ

八木さんや、橋本さん、木下さんも一緒で、喜ぶ子供たち

紅葉もきれいで秋も満喫♪
あたたかい格好のご協力等、ありがとうございました!
*山の手南小学校4年生のみなさんへ*
今日は、本当にみんなの素敵なガイド、ありがとうございました!
子どもたちのためにわかりやすい言葉を選んでくれたり、クイズを用意してくれたり、
しゃがんで目を合わせてくれたり、みんなの小さい子への気遣いがよくわかりました。

立体的な製作をした子がいたのは今年初でしたよ‼
面白かったです!夜行性の部屋…真っ暗な中でのガイドも面白かったですね。

子どもたちは、「こんなこと聞いたよ!」と幼稚園に残っていた先生に報告したりと喜んでいました!
なかなか、すぐに全員のところに行けなくて、待たせちゃったりもしたし(ミーアキャットの子遅くなってごめんね💦)寒くて大変だったかもしれないけれど、沢山交流できて楽しかったです。子どもたちのために沢山準備してくれてありがとう。
是非、この交流が昔の校長先生や、昔の4年生たち、コロナの時にビデオを届けてくれた先生たちのおかげで続いてきたということも、知ってくれると嬉しいです。そして、来年の4年生にも伝えてあげてくれると嬉しいです!
西野第2桜幼稚園 副園長 髙梨 舞
(家ではいたって普通 葵のお母さんです。いつも仲良くしてくれてありがとう。)












