*段階順に切る*
2025.12.03 | 日記

年長さんならではの特別な活動が始まっています。
数人の友達は完成し、家に“いれこ”や“段階順に切る”を持ち帰り始めていますよ。

どちらの活動も“上手さ”を見ている訳ではありません。
特に段階順に切るは1枚切っては先生に見せて判子をもらうので子どもたち自身が「上手に切れたから判子をもらえた」と勘違いしている子もいるかもしれません。
先生の判子は『頑張ったね!』『よく向き合ったね!』『一生懸命だったよね!』『難かしそうな図案に取り組めた気持ちが素晴らしいね!』という意味。

子どもたちには判子の説明をしていますが“上手さ”にこだわる姿も多くあります。

活動の紹介前にグループ活動で使用するファイルを作りました!

このように表紙に判子を集めていくのです。
子どもたちの手順は…
①図案を取りに行く。

②1枚切る。

③先生に見せに行く。
④図案に日付を書いてもらい、ファイルに判子を押してもらう。
を日々繰り返していますよ。
子どもたちはとにかく一生懸命!

集中して取り組んでいる姿がいっぱい見られています。
自由選択活動で使えるはさみは数が決まっていますので、みんなで順番に使っていますよ。
なかには「貸して」の言葉が恥ずかしさや勇気が出なくて言えないなんて姿もありますが、先生と一緒に友達に声をかけています。

初めは直線だった図案も、曲線になったり、直線曲線が混ざった図案になっていたり…。
他にもクマやゾウなどの形になっている図案もありますし、最後の方の図案は大人も(難しそう…)と感じるほどの細かい図案になっています。

子どもたちは「難しい図案の方が楽しそう!」と前向きに取り組む姿、「難しそう…出来るかな…」と不安に感じている姿などひとりひとり違います。

それでも友達と一緒に、先生に励まされながら、少しずつ取り組んでいる友達がいます。

活動中は“集中力”“継続力”“忍耐力”“諦めない気持ち”“挑戦する力”など沢山の心が育ちます。

そして最後には“達成感”“満足感”“自信”など成長に繋がります。
(沢山の図案を切ってきたので直接的にはさみの上達にも繋がっていますよ)

私たちとしてポプラさん全員に取り組んでほしいな~とも思うのですが、子どもによっては他に夢中な活動があってなかなか取り組み始めない姿もあります。
「友達がやってないから」という理由で取り組まない友達もいます。
「取り組まない」を選択している子はどうしてなのか…ここを先生たちは見極めて、タイミングを見計らって活動に誘ったりもしていますよ。

本当に「他の活動に夢中だから。」という理由なら子どものタイミングを待つこともありますが、その裏に「僕には出来ないから」「難しそうだから」「他の子が上手に見えて私には無理だから」など、不安がよぎって活動に参加していないなら先生の頑張りどころです!

ちなみに全部切ったら完成!ではなく、図案が〇、△、□といった3つのチームに分かれているのでそのどこかの1つのチームをすべて切ると持って帰れます。
しかしほぼみんなが全種類切ろうと頑張っている姿がありますよ。

年長になると友達の進み具合が気になったり、進んでいる子が「まだここまでしか切ってないの?」という声が飛んでしまう事もあります。
そういった関わりの姿もこの活動に限らず、子どもたちにそういった相手の気持ちを考えられる声掛けをしていきたいなと思います。

終わったファイルを持ち帰った際は、一緒に中を開いて興味を持って質問などをしてあげてくださいね!
「上手に切れたね!」ではない認めてあげる言葉掛けをよろしくお願いします(⌒∇⌒)
今日からあるどんぐりさんがポプラさんに憧れてか自作の図案を切る姿がありました♪

このように憧れて、来年待ちに待った活動に取り組むのでしょう(^▽^)
俵 ゆきの












