災害に備えて
2024.09.06 | 日記
近年様々な災害が増えています。
今年はこれまでに火事・地震を想定して避難訓練を行ってきました。
『火事・地震』という言葉に大きく反応する子もいます。
特に年少組のこどもたちは、『怖い』というイメージが先行してしまう子もおり、経験したことはないけれど、テレビで大きく報道されていたことが記憶に残っている子も多いようです。
そこで、幼稚園オリジナルの紙芝居を用いて「こんな時はこうするよ」と子どもたちに伝えています。
大人の話を聞いて動く事、避難方法…何よりも一人ひとりの命が大事だということも伝えています。
サイレンや放送の音や緊張感に戸惑う子もいますが、職員とともに、
そして何度も経験している年長組の子どもたちが見本となって避難をしました。
いつもとは違い真剣な表情の先生の雰囲気から、回数を重ねるごとに子どもたちも緊張感をもって取り組める子が増えました。
子どもたちだけではなく、職員にとっても避難訓練はとても大事な取り組みです。
行う前や後には必ず職員で話し合いを重ね、次に活かせるようにしています。
「今日は避難訓練ある?」と避難訓練を怖がる子に対しては、「いつ行うか、いつ地震がくるかは分からないけれど来た場合は”必ず先生たちが守る”からね。一緒に逃げようね。」と話をしています。
毎年「いつ起こるかわからないけれど何か怖いことがあるようだ」というモヤモヤした不安を感じるお子さんがいます。
でも、こんなこともありました。「前は避難訓練が怖かったけど、もう大丈夫!」と以前は訓練のたびに泣いていたとは思えないほど逞しく小さな友達のお手本になってくれる子がいたのです。
なぜ避難訓練を行うのか、どうすれば子どもたちが安心して過ごせるのか、理由を伝えながら今後も様々な災害や場面を想定して行ってまいります。