- 前期
- 医療・社会人として必要な基本的態度や知識を学ぶ
- 後期
- 病院や施設での実習で臨床を経験し作業療法士のイメージをふくらませる
心身の病によって、食事や入浴など生活のなかの動作(作業)に支障が出ている人に対してリハビリテーションを行うのが作業療法士。どんな暮らしを望んでいるかといった想いに寄り添い、理解した上でイキイキとした生活の実現を支えていきます。
授業や実習でわからないことや、悩みがあっても気軽に相談できます。
先生とたくさんの会話をするなかで、コミュニケーション力や対応力を自然と身につけていくことができます。
陶芸、木工、皮革工芸、籐細工といった作業活動を実施し、指導方法を習得することで正しく説明できる力を身につけます。
作業療法を行う上で重要となる各種評価(患者の状態の把握や結果の検討)方法の基礎技法を正確に行っていくための実施方法を身につけます。
精神障害と心理状態を理解し、作業療法の実践的な知識(治療・援助の方法)を学びます。
作業療法のための評価や治療プログラムの立案、実施の知識や技術を身につけ、発達に障がいのある子どもたちに対し、成長に合わせた治療の介入方法を考えます。
義肢や装具について調整・訓練方法などを習得し、実際にスプリントの製作を行います。
医療分野だけでなく福祉の現場などでも作業療法士が求められるようになっており、地域作業療法では、体験実習を通して高齢者施設などで果たす役割や仕事を経験する時間を設けています。また、医療・福祉に関わる多職種の専門家が連携して一人の患者さんを支援するチームアプローチに注目が集まるなか、授業では課題に対して学生同士で考えるグループワークを多く導入し、人の話を聴く姿勢、自分の意見を発信する力などを養っています。解剖学や生理学、運動学など、心身についての基礎知識が実際の作業療法とどう関係しているのかを具体的に示すことで、より理解を深める工夫も行っています。