- 前期
- 言語聴覚の基礎知識を学習
- 後期
- 専門基礎・専門分野の講義・実習
ことばによるコミュニケーション(話す、聞く)や嚥下(飲み込み)に障がいのある人に対する訓練・指導・アドバイスを通して、回復を支援するのが言語聴覚士。一人ひとりとしっかり向き合いながら治療を行うとともに、生活に関する幅広いサポートをしていきます。
症状の検査の練習では、教員が患者役として反応を示し、それを評価するなど、医療現場に近い経験を積んでいます。
聴力測定器「オージオメータ」を使用し、聴力検査の基本である「純音聴力検査」の目的、測定方法を習得します。
知的障害児の知能・発達検査を行い、障がいやその問題点について考えていく手法を学びます。
病気や事故などによる脳の損傷により、知覚・記憶などの認知機能に障がいが起きる高次脳機能障害を評価する方法を学びます。
構音(発音)運動について学び、運動性構音障害の評価、練習の技術を身につけます。
失語症の評価について学ぶとともに、医療現場で多く使用される標準失語症検査[SLTA]の検査(聴く、話す、読む、書く、計算)の概要と手順を身につけます。
様々なコミュニケーション障害について支援していくため、多くの授業ではグループワークを取り入れ、思考力や他者を受け入れ連携する力を高めていきながら、多様な障害のリハビリテーションに対応できる言語聴覚士を育てています。教員の臨床現場での経験や動画などを活用し、学習内容への理解を深めやすい「生きた授業」を実践しています。また、職種についての理解を深めるため、1年次から病院・施設の医療現場の見学や当事者との関り、2・3年次には延べ480時間におよぶ臨床実習を実施。1年次の早期から3年後の国家試験を見据えた対策にも力を入れています。道内の臨床実習先、就職先には西野学園を卒業した多くの頼もしい先輩達が待っています!