理学療法士科
2025.09.24
【授業レポート】車いすでの屋外移動体験 ~気づきと学びの時間~:理学療法士科
本日の授業では、実際に車いすを使用して屋外を移動する体験を行いました。
最初は、ドアの敷居に気づかず勢いよくぶつかってしまったり、段差の乗り越え方や介助の方法がわからず苦戦したりと、戸惑うことの連続でした。また、歩道の傾斜によって車いすが車道側に傾く感覚に驚いたり、タイヤのせいにしてみたり(笑)、ほんのわずかな段差にも気づかずに引っかかってしまう場面もありました。
しかし、体験を重ねていくうちに、
・「このコンビニの入り口には段差があって入れないね」
・「歩道を自走するのは想像以上に大変だ」
・「横断歩道を車いすで渡るのって時間が足りなくて意外とつらい」
・「エレベーターの鏡って、バックで降りるときに後ろが確認できて便利なんだね」
・「開き戸は一人では難しいかも」
など、普段の生活では見過ごしてしまいがちな"バリア"にたくさん気づくことができました。
こうした体験を通して、利用者の視点に立つことの大切さや、日常の中にある障壁にどう対応していくかを考えるきっかけとなりました。
今回の屋外移動体験は、単なる操作練習にとどまらず、深い学びへとつながる貴重な時間となりました。